2026年11月以降、パチンコ業界では新たなゲーム性を持った遊技機の登場が注目されています。特に業界関係者の間で話題になっているのが「通常時フラグ」です。
これまでのパチンコは、基本的に通常時に大当たりを待ち、大当たり後のRUSHやLTで出玉を獲得するというゲーム性が中心でした。しかし、今回の解釈基準変更を背景に、通常時そのものを複数の状態に分け、状態によってゲーム性を変えるという新しい設計が誕生しそうです。
ただし、「2026年11月からパチンコ規制が全面的に緩和される」という意味ではありません。
現時点で報じられている情報では、2026年11月以降に導入されるぱちんこ遊技機について、これまでより幅広いゲーム性を実現できる方向で開発が進められているとされています。
では、具体的に何が変わるのでしょうか。そして、この変化はパチンコ法人・ホール経営にどのような影響を与えるのでしょうか。本記事では、現時点で報じられている情報をもとに、押さえておきたいポイントをお伝えしていきます。
そもそも「2026年11月の解釈基準変更」とは?
まず理解しておきたいのが、今回の話を単純な「規制緩和」と捉えないことです。
ネット上では「2026年11月からパチンコ規制が変わる」「パチンコでもパチスロのようなゲーム性が可能になる」といった情報が見られます。しかし、11月からすべてのパチンコ規制が一斉に変わるという話ではありません。
『遊技日本』では、日工組の榎本理事長が2026年6月の総会懇親会で「11月から心機一転出直す」という趣旨の発言をしたことが紹介されています。また、11月以降の新しいぱちんこ遊技機について、「通常時フラグ」などを活用した新しいゲーム性になると発表されています。
そのため現時点では、「11月からパチンコ規制が全面的に変わる」と考えるのではなく、「11月以降に新しいゲーム性を持ったパチンコが登場する可能性が高い」と理解するのが正しいです。
最大の注目は「通常時フラグ」
今回の変更で特に注目したいのが「通常時フラグ」です。
従来のパチンコでは、通常時は基本的に「大当たりを待つ時間」という側面がありました。
もちろん、演出や保留、先読みなどによって期待感を持たせる仕組みはありましたが、基本的な流れは通常→大当たりを引くことです。
そこに、通常時フラグを活用することで、通常時そのものを複数の状態に分け、それぞれで異なるゲーム性を持たせることが可能になるということです。
つまり、これまでの「通常時→大当たり」という単純な構造から、通常時の中にも「状態変化」「チャンス」「条件達成」といった要素を組み込めるようになるわけです。
「通常時が1種類」から「複数の通常時」へ
『遊技日本』の解説では、ラムクリア時を「通常時0」とした場合、それ以外に「通常時1」から「通常時9」まで、最大10個の通常状態を設定できると説明されています。
イメージとしては、これまでのパチンコが「通常時」という1つの状態だったのに対し、今後は「通常時0」「通常時1」「通常時2」など、複数の状態を持つ機種が登場する可能性があります。
| 従来のパチンコ | 今後考えられるゲーム性 |
|---|---|
| 通常時 | 通常時0 |
| 大当たり待ち | 通常時1 |
| ↓ | 通常時2 |
| 大当たり | チャンス状態 |
| RUSH・LT | 大当たり・状態移行 |
この変化によって、遊技者は「大当たりするかどうか」だけではなく、「今、自分がどの状態にいるのか」「次にどの状態へ移行するのか」という部分が確認できるようになるのです。
「○回転で状態移行」というゲーム性
通常時フラグの大きな特徴として注目されているのが、特定の条件を満たすことで通常状態が変化するゲーム性です。
例えば、イメージとして「100回転消化するとチャンス状態へ移行する」といった仕組みが考えられます。現在が通常状態だったとしても、「あと少し回せば状態が変わる」と分かれば、それ自体が遊技を継続する理由になります。
パチスロでは「あと何ゲームでCZ」「特定役を引けばチャンス」といったように、大当たり以外にも遊技を続ける目的があります。
ようするに、通常時フラグとは、パチスロ要素をパチンコの通常時に取り入れんだ仕組みと考えると分かりやすいでしょう。
パチンコが「パチスロ化」するわけではない
今回の変更について、「パチンコがパチスロと同じゲーム性になる」と考えるのは正確ではありません。あくまでもパチンコの規格・ルールの中で、通常時に複数の状態や条件を設定することでゲーム性を広げるものです。
したがって、「パチスロのゲーム数管理やCZ、天井などがそのままパチンコに導入される」という意味ではなく、「パチンコの通常時にも、状態変化によるゲーム性を持たせられるようになる」という理解が適切です。
「LT終了後にすぐLT」は可能になるのか?
今回の情報を見て、特に注意したいのが「ツラヌキ」に関する話です。
ネット上では、「通常時を複数作れるのであれば、LT終了後に再びLTへ入りやすい状態を作れるのではないか」という見方も出ています。しかし、「2026年11月からパチンコでもツラヌキが解禁される」と断定することはできません。
通常時フラグによって通常時のゲーム性を広げられることと、LT終了後に簡単に再びLTへ戻れることは別の問題です。
LT終了後の状態についても規定上の制限があるため、今後発表される各メーカーの正式な機種仕様を確認しておきましょう。
今回の動きは「4つの柱」で考えると分かりやすい
今回の改革は、通常時フラグだけを見ていると全体像が分かりにくくなります。
大きく見ると、「分かりやすさ」「多様性」「遊びやすさ」「ゲーム性」という4つの方向性になっています。
| 柱 | 内容 | ホールへの影響 |
|---|---|---|
| ① 分かりやすさ | パチンコをカテゴリーごとに整理 | 機種選定・販促に影響 |
| ② 多様性 | ハネモノ・役物系などを拡充 | 機種構成の幅が広がる |
| ③ 遊びやすさ | デカヘソなどを活用 | 「回らない」ストレスへの対応 |
| ④ ゲーム性 | 通常時フラグなど | 通常時の遊技動機を作る |
つまり、今回の動きは単純に「出玉を強くする」という方向ではなく、「分かりやすく、遊びやすく、通常時も楽しめるパチンコを増やす」という方向として捉えておくと良いでしょう。
今後は「スペック」だけで機種を判断しない
これまでの機種選定では、初当たり確率、RUSH突入率、LT突入率、LT継続率、TY、出玉性能、千円スタートなどのスペックが判断材料でした。
もちろん、これらが今後も重要であることに変わりはありません。
しかし、通常時フラグを搭載する機種が増えれば、「通常時に何が起こるのか?」という視点も機種評価に加える必要が出てきます。
例えば、今までなかった、新しいゲーム性のeソードアート・オンライン アリシゼーション夜空やeリコリス・リコイルは今も非常に人気です。
そうなってくると、通常フラグ搭載の機種が流行るかもしれません。
今後は「出玉力」だけではなく、「大当たりまでの時間をどのように楽しませる機械なのか」を見るのも必要になってる可能性は高いです
まとめ
2026年11月以降のパチンコで、特に注目したいのが「通常時フラグ」です。
従来は、通常時=大当たりを待つ時間という側面が強くありましたが、今後は通常時そのものに複数の状態を設定し、状態移行や条件達成によってゲーム性を変える機械が登場する可能性があります。
一方で、噂となっている「2026年11月からパチンコ規制が全面的に緩和される」「パチンコでもツラヌキが解禁される」などと断定するのは適切ではありません。
現時点では、「新しいぱちんこ遊技機のゲーム性を広げる方向で動いている」という捉え方が適切でしょう。
もしかすると、今後の新機種を見る際に、出玉性能だけではなく、「この台は通常時をどう楽しませるのか?」という視点が機種選定で重要になるかもしれません。

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