パチンコ「モリナガ」店長ら10人に罰金30万～10万円―ー参院選で業界トップへの投票見返り、従業員に報酬約束 鹿児島簡裁
７月の参院選で、出馬したパチンコ業界トップへの投票の見返りに報酬の支払いを約束したとして、パチンコ店運営会社幹部らが公選法違反の疑いで逮捕された事件で、鹿児島簡裁は１７日までに、鹿児島市の「モリナガ」の店長や従業員１０人に、それぞれ罰金３０万〜１０万円の略式命令を出した。鹿児島区検が９月２６日、同法違反（買収約束）の罪で略式起訴していた。略式命令は１０月８日付。 起訴状などによると、親会社デルパラ社長でモリナガ社長を兼ねる韓国籍の被告男（５０）らと共謀し７月、従業員１０７人に「全日本遊技事業協同組合連合会」理事長で自民党から立候補した阿部恭久氏（６６）に投票すれば３０００円または４０００円を支払うと約束したとされる。
鹿児島家裁は１７日までに同法違反（被買収）で家裁送致されていた特定少年２人について、１人を検察官送致（逆送）、１人を少年審判不開始とした。
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