セガサミーHD
『スマスロ北斗の拳』の反動減により売上高、営業利益とも減少
【遊技機事業】
前期の『スマスロ北斗の拳』の反動減や主力タイトルの投入延期により、売上高は27.1%減の971億500万円、経常利益は50.0%減の209億7,700万円となった。
スマートパチンコ『e北斗の拳10』が35,000台を超える販売を記録、一定の収穫もあった。【エンタテインメントコンテンツ事業】
主力IP「ソニック」関連のゲーム販売やキャラクターライセンス収入が伸長。売上高は1.7%増の3,215億7,500万円、経常利益は35.9%増の418億8,600万円と好調を維持した。劇場版『名探偵コナン』や『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』といった映像作品も貢献し、トランスメディア戦略(ゲーム、映像、グッズなど複数のメディアを横断して一つのIP世界観を展開・拡張する戦略)が奏功している。【ゲーミング事業】
新設事業も大きく拡大し、売上高は前年の約2.7倍となる54億5,100万円、経常利益は21億8,600万円の黒字転換を達成。
米国でのビデオスロットマシン『RailroadRiches™』が高評価を受けたほか、韓国のIR施設「パラダイスシティ」も好調だった。セガサミー、『スマスロ北斗の拳』の反動減により売上高、営業利益とも減少 – グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア)
SANKYO
パチスロ躍進、PS両市場でトップシェア確保し過去最高益
【パチンコ機関連事業】
新規8タイトルを展開したが、前年の大型タイトルの反動や市場の小ロット化などが影響し、売上高は1,077億2,500万円(同26.7%減)、営業利益は438億1,500万円(同28.4%減)と減収減益。販売台数は22万4,497台(前期比7万3,151台減)だったものの、販売台数シェアでは3期連続で業界トップを堅持した。【パチスロ機関連事業】
『Lパチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌』など6タイトルが堅調に推移し、販売台数は13万1,368台(同6万989台増)。売上高は634億6,200万円(同97.4%増)、営業利益は356億8,600万円(同133.4%増)と大幅な増収増益を記録し、同社として初めて年間販売台数で市場シェア首位を獲得した。【補給機器関連事業】
スマート遊技機関連ユニットの需要が堅調に推移し、売上高は201億6,100万円(同3.4%増)、営業利益は14億6,300万円(同7.5%減)だった。SANKYOが過去最高益 パチスロ躍進、PS両市場でトップシェア確保 – グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア)
円谷フィールズHD
パチスロ販売台数が前年比55%増、全体業績けん引
【アミューズメント機器事業】
売上高は1,230億9,200万円(同2.0%減)とやや減収ながらも、営業利益は152億7,700万円(同46.7%増)と大きく伸長した。フィールズによる遊技機販売に加え、子会社エース電研による設備・工事事業が収益貢献し、業績をけん引した。下半期には『L 東京喰種』などの有力タイトルを投入し、通期のパチスロ販売台数が前年比55.5%増の11万3,161台となった一方で、パチンコ販売は半減した。【コンテンツ&デジタル事業】
売上高が164億1,000万円(同7.0%増)と堅調に推移。『ウルトラマンカードゲーム』のグローバル展開が奏功し、MD(物販)収入は3倍超の13億9,500万円に伸長した。ただし、同事業の営業利益は28億3,500万円(同25.0%減)と減益となった。背景にはテレビCMなど立ち上げ期のプロモーション費用が影響している。円谷フィールズHD、パチスロ販売台数が前年比55%増、全体業績けん引 – グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア)
平和
パチンコ部門が好調に推移 高利益率と原価低減で大幅増益
【パチンコ部門】
主力タイトル「Pルパン三世 ONE COLLECTION」や「P戦国乙女7 終焉の関ヶ原」などが市場投入され、販売台数は5万5,000台(前期比2万6,000台増)と大幅に伸長。人気IPとの連携と、LT(ラッキートリガー)をはじめとした新スペックが奏功し好調に推移した。【パチスロ部門】
「L ToLOVEるダークネス」や「Lルパン三世 大航海者の秘宝」などを展開したものの、販売台数は5万台(同1万4,000台減)と減少した。投入時期の競合重複などが影響したとみられる。
利益面では、パチンコ機の販売増加に加え、高利益率のゲージ盤販売や、部品リユースによる原価低減の取り組みが寄与。遊技機事業全体では、売上高454億9,900万円(同13.3%増)、営業利益118億5,800万円(同71.4%増)と、大幅な増益を記録した。【ゴルフ事業】
既存施設のブランド化や設備投資に加えて、2025年1月にアコーディア・ゴルフをグループに加える大型M&Aを実施。これにより、同社グループのゴルフ場保有数は321カ所となり、世界最大級の運営体制が整った。売上高は1,003億6,700万円(同4.3%増)と堅調だったが、気象要因や人件費上昇により、営業利益は184億5,000万円(同4.2%減)となった。なお、アコーディアの業績は2026年3月期より連結に反映される。
藤商事
パチンコ部門は堅調推移、パチスロ販売台数4割減
【パチンコ部門】
販売台数が7.4万台(同22.3%増)となり、売上高も270億2,200万円(同13.8%増)と堅調に推移した。主力タイトルとしては『P魔王学院の不適合者』『P貞子』『Pとある科学の超電磁砲2』『P世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』などが市場導入され、好調な実績を上げた。【パチスロ部門】
『スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒』『スマスロ 一方通行』などの新機種を投入したものの、販売台数は1.7万台(同39.1%減)、売上高は75億7,500万円(同42.8%減)と振るわなかった。藤商事が減収減益 パチンコ部門は堅調推移したものの、パチスロ販売台数4割減に – グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア)
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