2026年9月7日に約20,000台が導入された「Lリコリス・リコイル」。導入直後の稼働は非常に好調ですが、気になるのは、「この稼働が一時的な新台効果なのか、それとも長期で残る人気機種なのか」という点ではないでしょうか。
現在はSAOⅡや戦国乙女5など、比較的高単価なスマスロが支持される中、約3.2円の中単価・STタイプATであるリコリコは、果たして長期稼働を獲得できるのか。
実際の稼働データをもとに、法人目線でリコリコの「長期人気の可能性」を分析します。
Lリコリス・リコイルの初動は非常に強い
まず、今回の5日間の稼働データを確認してみましょう。
| 機種 | 9/7 | 9/6 | 9/8 | 9/9 | 9/10 | 約週間平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Lリコリス・リコイル | 約19,900 | 約21,400 | 約21,700 | 約17,600 | 約18,200 | 約19,800 |
| Lモグモグ風林火山 | 約16,100 | 約17,000 | 約17,30 | 約14,200 | 約14,500 | 約15,800 |
| Lレンタル彼女 | 約17,400 | 約16,400 | 約17,300 | 約12,700 | 約13,800 | 約15,500 |
| L青春ブタ野郎 | 約16,800 | 約16,900 | 約18,100 | 約13,900 | 約14,600 | 約16,100 |
Lリコリス・リコイルの約週間平均は約19,800。比較対象となる3機種と比べると、モグモグ風林火山より約4,000、レンタル彼女より約4,300、青春ブタ野郎より約3,700多く回されています。
導入直後という条件は共通しているため、この差はかなり大きく9月に登場した機種の中では高稼働です。
しかし「高稼働=次のカバネリ」とはまだ言えない
ここで重要なのが、Lリコリス・リコイルは約20,000台という大型導入であることです。
現在の高稼働には、機種そのものの魅力だけでなく「設置台数が多く、ユーザーが実際に打ちやすい」という供給面の影響もあります。
Lリコリス・リコイルは2026年9月7日に導入され、コイン単価は約3.2円、純増は約8.4枚/GのAT機です。
つまり、現時点の約19,800という数字は非常に評価できますが、この数字だけをもって長期人気を断定するのはまだ早いです。
リコリコが面白いのは「中単価×STタイプ」という点
今回、リコリコを考えるうえで特に注目したいのがゲーム性です。
リコリコは約3.2円という中単価帯のAT機で、RUSHはゲーム数上乗せとST要素を組み合わせたタイプです。
一方、現在の人気のLソードアート・オンラインⅡは約4.1円のコイン単価で、約15,000台規模の導入。高い出玉性能を狙った、より荒波寄りの設計です。
また、L戦国乙女5は約3.5円のコイン単価で約20,000台規模となっています。
| 機種 | ゲーム性 | コイン単価 | 約導入台数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Lリコリス・リコイル | STタイプAT | 約3.2円 | 約20,000台 | 中単価+STタイプ |
| Lソードアート・オンラインⅡ | 直AT | 約4.1円 | 約15,000台 | 高単価・高出玉性能 |
| L戦国乙女5 | 直AT | 約3.5円 | 約20,000台 | 中~高単価・直AT |
| 甲鉄城のカバネリ | STタイプAT | 約3.0円 | 約7,000台 | 中単価+ST |
この比較から見えてくるのは、リコリコが現在のスマスロ市場で主流となっている「高単価・直AT」とは少し違う方向性を持っているということです。
では、実際にどれくらい打ち込まれているのか?
今回のデータで特に注目したいのが、一定ゲーム数以上まで打ち込まれる割合です。
| 稼働 | Lリコリス・リコイル | Lソードアート・オンライン系 | L戦国乙女系 | 甲鉄城のカバネリ系 |
|---|---|---|---|---|
| 約8,000 | 約98% | 約99% | 約99% | 約100% |
| 約11,000 | 約91% | 約95% | 約99% | 約99% |
| 約14,000 | 約78% | 約87% | 約87% | 約90% |
| 約17,00 | 約64% | 約76% | 約74% | 約77% |
| 約20,000 | 約54% | 約66% | 約63% | 約63% |
| 約23,000 | 約41% | 約57% | 約55% | 約54% |
リコリコは「最初に打ってもらう力」はSAO・戦国乙女にかなり近い。しかし、長時間遊技になるほど差が広がっています。
ただし、約8,000ではリコリコ約98%に対してSAO系約99%、戦国乙女系約99%。ここではほとんど差がありません。
しかし約14,000Gになるとリコリコ約78%に対してSAO系・戦国乙女系は約87%。約20,000Gではリコリコ約54%、SAO系約66%、戦国乙女系約63%まで差が広がります。
つまり現段階では、「リコリコは人気になる可能性がある」ものの、「現在のSAO・戦国乙女と同じレベルの粘り強い稼働を獲得した」とまでは言えないというのがデータから見た正直な評価です。
大量導入だからこそ、本当の評価はこれから
カバネリとリコリコを比較すると、導入台数にも大きな違いがあります。
| 項目 | Lリコリス・リコイル | 甲鉄城のカバネリ |
|---|---|---|
| 約導入台数 | 約20,000台 | 約7,000台 |
| コイン単価 | 約3.2円 | 約3.0円 |
| タイプ | STタイプAT | STタイプAT |
| 初期供給 | 大型導入 | 比較的小規模 |
| 長期人気のポイント | これから検証 | 長期稼働の実績あり |
ここはホール経営の視点では非常に重要です。カバネリは約7,000台という供給量からスタートしたため、人気が高まるにつれて「打ちたいのに空いていない」という状況が生まれやすい機種でした。
一方、リコリコは約20,000台規模。最初から多くのホールに設置されるため、ユーザーが打ちたいときに打てる反面、大量に設置された台数を新台期間終了後も維持できるかという、より厳しい条件があります。
結論:リコリコは「次のカバネリ」になれる可能性があるのか?
Lリコリス・リコイルを法人目線で評価するなら、現時点では「長期人気になる可能性が高い有力候補」と考えるのが妥当でしょう。
約19,800という初動は十分に強く、現在人気のSAOⅡや戦国乙女5とは異なる約3.2円・STタイプというゲーム性でもユーザーを集められています。
ただし、現時点でSAOⅡや戦国乙女5を超える長期稼働機と判断するのは早いです。
特に約14,000G以降の打ち込み率では、SAO系・戦国乙女系に差をつけられています。ここを見る限り、「幅広いユーザーを集める力」は確認できていますが、「長時間遊技を促す力」については、まだ検証中です。
したがって、法人としての現時点での判断は、「減台を急ぐ機種ではない。むしろ長期稼働候補として残し、今後の稼働推移を見ながら増台を検討する価値がある」という評価です。
そして、もし導入3週目以降も約16,000~18,000以上の稼働を維持できるのであれば、評価は一段上がります。
その場合、リコリコは単なる「人気アニメの新台」ではなく、2026年のスマスロ市場で、SAOⅡ・戦国乙女5とは違うゲーム性で長期稼働を獲得した機種として評価される可能性があります。
逆に、約19,800から短期間で約12,000~13,000まで落ち込むのであれば、初動の強さは新台効果やコンテンツ人気による部分が大きかったと判断する必要があります。
つまり、リコリコは「長期人気にならない機種」ではありません。むしろ長期人気になる可能性は十分にあります。
ただし、今すぐ「次の主力機」と断定する段階でもありません。現時点での評価を一言でまとめるなら、
「長期稼働候補としては合格。SAO・戦国乙女クラスの定番機になれるかは、これからの稼働維持力次第」というのが、最も現実的な評価でしょう。

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