遊技台「規制」によるパチンコ業界の衰退

統計・コラム

どうも「BOSS」です。

「現代ビジネスオンライン」でのパチンコ業界についての記事を要約しました。
Yahoo!ニュースにもリンクしているので目にした方も多いかと思います。以前より業界内外から指摘されている顕在化している課題・問題点が的確にまとめられており自身もこれまで改善要素として指摘させていただいた内容とリンクしています。業界内においても自浄作用が機能不全となっており、判っていながら具体的な対策や動向が見えていないところに本質的な問題点があると考えられます。

最近のパチンコ業界関連のYahoo!ニュース
*パチンコホール、冬の時代続く 人気機種登場も、導入費が負担に
*パチンコ業界の低迷など影響…遊技場機器の電気工事手がける会社が破産開始決定 負債額は約3000万円
*「パチンコ離れ」が加速 業界「もう昔に戻ることは…」ホール数はピークから6割減

「大打撃」を受けるパチンコ業界…「規制」によりパチンコ本来の多様性が消失…!

大手メーカーも油断できない状況
帝国データバンクの調査:2022年の経営法人数が1508社(2019年比約25%減)、売上高が11兆3660億円(2019年比・約31%減)。コロナ禍の3年間でおおよそ4社に1社消滅。黒字法人の割合:2019年75.0%➡2022年47.4%/赤字法人増加
今年1月には「花満開」シリーズを代表とする「西陣」が廃業、「カイジ」シリーズを送り出した「高尾」が「オーイズミ」のもとで民事再生。

一方、公営ギャンブルにおいて2022年度の中央競馬の売上は、3兆2540億円と前年比105%増となり11年連続で増加。競輪は1兆908億円と前年比113%増で9年連続増加、競艇は2兆4142億円と前年比101%で10年連続増加する形となった。

規制による多様性の喪失

  • 現在の業界を不振に追いやった直接的原因はコロナより2018年の規則改定
  • 旧規則機のパチンコ『CR機』、パチスロ『5号機』から、それぞれ新規則機の『P機』、『6号機』への移行を強制
  • パチンコの大きな特徴は多様性にあり、そこに大きな娯楽性はあった。(低額で長時間遊べる台から、ギャンブル要素の強い台まであり、ゲーム性も多様)
    →新たな規制により画一化して多様性が失われる。→ファン人口減少
  • 交換率(玉を借りるときと景品に交換するときの比率)の均一化も多様性を奪った要素

「パチンコ」だけ規制されることに違和感…パチンコより射幸性の高いギャンブルが規制されていない事実

中小のパチンコホールが次々と撤退する理由

大手ホール:新規則機を一括導入する財政的な余裕とコネクションがある
中小ホール:資金を捻出することが厳しい。長期運用で客への還元率を高くする。遊べる台を提供して大手と差別化

  • 大手のホールは大型化する傾向
  • 中小のホールは淘汰
  • ホールによる多様性も失われていく
  • 一部のメーカーでは、台の販売価格を高く設定
  • 治安改善、社会貢献活動でのイメージ改善➡閉鎖的イメージは払拭しきれていない➡さらなる環境改善が必要
  • 「出玉規制での多様性減+広告規制+遊技台販売価格の高騰化」という現状打破が課題

業界は政治家への働きかけが圧倒的に足りない

  • 公営ギャンブルの好調な理由:インターネット販売・コロナ禍での巣ごもり需要+ギャンブルというネガティブな一面を爽やかなイメージの宣伝広告で隠していることも大きな要因
  • 『ギャンブル依存疑い536万人』の調査結果➡パチンコ業界での実情を捉えたエビデンスを示せなかった→現在は、公的機関を上回るエビデンスを整えることに取り組む
  • 業界を支持してくれる政治家を輩出することが最重要事項→改革に向けたロビイングを業界全体で活発に行っている

パチンコの射幸性は低いのか

  • パチンコの射幸性は、宝くじや公営ギャンブルよりもかなり低いレベル
  • パチンコ業界としては、ギャンブル依存に対する正しい知識を共有して、客観的なエビデンスに基づいた情報を発信して、誤解や偏見をなくすことが必要
  • 業界全体で政治に関心を持ち、理解のある政治家を選出することが必要
  • 気軽に楽しめる娯楽という原点に立ち返り、ニューカマーが訪れやすい土壌を作り上げ、客と共存共栄の関係性を構築することが求められる

関連記事

*パチンコホール、コロナ禍で4社に1社が消滅~ 総売上高は3年間で5.2兆円減少 ~
*「レジャー白書2023」速報値からみるパチンコ店の現状

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました