2026年3月の定例理事会および記者会見において、日本遊技関連事業協会(日遊協)より「2027年度中のキャッシュレス化開始を目指す」と明言がありました。
これにより、ホール側も設備投資を考える必要性がみえてきました。
現在、スマスロ・スマパチへの投資が必要ななか、この事案によりホール側は設備投資への対策を考えなければいけません。
では、どのような対策が必要なのか?ここではそのような悩みを考えていきます。
キャッシュレス化の目的
なぜ、日本遊技関連事業協会はキャッシュレス化を開始するのか?
その目的は主に以下の2つを掲げています。
- 依存対策
- スマホ決済
主目的は「依存対策」です。
キャッシュレス化をすることで、システム側で1日の金額に上限を持つことが可能になるため、投資を抑えることができるようになり依存対策する狙いです。
また、もう1つの目的として、日本ではキャッシュレス化が進んでいる中、「財布を持たない」人が増えたことによる遊技人口増加対策とも言われています。
キャッシュレス化のメリット
目的がわかったところで、キャッシュレス化のメリットを考えてきましょう。
ホール側がキャッシュレス化する中でのメリットは以下の通りです。
- 新規顧客の獲得
- 経費削減
財布を持たない人へアピールできるため、パチンコ・パチスロ遊技人口が増える可能性があります。
また、キャッシュレス化をしていない競合店に比べ、新規顧客の獲得のチャンスです。
さらに、キャッシュレスは現金を回収する必要がありません。
これにより、今まで現金回収に人員や時間が不必要になってきます。
人員や時間が短縮される分、人件費の削減や他の作業に回す時間が増えるため、ホール側にはキャッシュレス化はメリットです。
キャッシュレス化のデメリット
ホール側は「ギャンブル等依存症対策基本法」により依存対策を実施が必要なため、キャッシュレス化への協力はホール側も考えなければいけません。
しかし、これによりホール側にデメリットもでてきます。
- 利用金額による売上低迷
- 年配層の集客減
- 導入のための費用・時間
キャッシュレス化により、利用金額を決めて遊技する人が増えてきます。
これにより、売上が下がる可能性は大です。
現在、パチンコ・パチスロの遊技人口は減少傾向であり、「一人当たりの利用金額が減る=売上減」に繋がる可能性があるためです。
さらに、年配層の多くはキャッシュレスではなく現金利用です。
これにより、キャッシュレスを利用していない競合へ年配層が流れる可能性もあります。
現在のスマスロ・スマパチのサンドを導入するだけで、安くて40万円ぐらいの費用がかかります。
また、キャッシュレスサンドの導入は無料ではありません。導入するためのサンド・工事が必要です。
例えば、500台の店舗の場合でも、2億円の出費が必要になってきます。
さらに、導入のためのオペレーションも必要なため、そのための人件費・費用もかかることを理解してておきましょう。
キャッシュレス化への対策
将来を見据えると、依存症対策もありキャッシュレス化は進んでくると予測されます。
ただし「売上が下がるなら導入したくない」「そんなに投資はできない」という企業もでてくるでしょう。
そのために、必要な対策をここでは紹介していきます。
徐々にキャッシュレス化をしていく
2026年3月の定例理事会での発表は、2027年よりキャッシュレス化の導入開始であり、現在のサンドを全てキャッシュレス化にする必要はありません。
ただし今後、依存問題で「全てのサンドをキャッシュレス化」という通達もでてくる可能性はあります。
そのため、キャッシュレス化については予算運用も考え「徐々にしていく」ことをおすすめします。
現金派に対しても対策できますし、全てのサンドをキャッシュレス化の通達がきた場合に、一度に全てを投資する必要がないためです。
売上・依存対策を考えてみても、徐々にキャッシュレス化が営業の点で非常にメリットです。
現金・キャッシュレス化の両方を持つ
今後全てのサンドをキャッシュレス化をしなくてよいことを想定したところ、現金・キャッシュレス化の両方を持つことをおすすめします。
理由としては、新規顧客獲得ためのキャッシュレス化、高齢者のための現金化継続です。
パチンコ業界の人口の多くは年配層・中年層です。その点を考えると、現金化の継続は必要になってきます。
今後の営業・売上増加を考えてみても、両方対応できるサンド・もしくは現金化のサンドを多く所持しておくことが良いでしょう。
スマパチ・スマスロ導入時にキャッシュレス化
サンドを新しいのに更新するのに、工事費を含め数十万円の費用がかかる恐れがあります。
その場合、スマパチ・スマスロを新たに新設する際に一緒にキャッシュレス化も取り入れた場合、通常より安い費用で設置できる可能性があります。
理由はスマスロ・スマパチ以外と別でキャッシュレス化した場合、工事費用は別です。
しかし、同時におこなった場合は、一緒に作業を行うため工事費が安くなる可能性が高いです。
特に業者を呼ぶ際、交通費などの費用も発生するため、その点は削減できるでしょう。
費用を抑えることも、経費削減の1つですので、非常におすすめのやり方です。
まとめ
2027年度中のキャッシュレス化開始は、ユーザーにとっては非常に素晴らしいシステムです。
しかし、ホール側はそこに対する費用などが発生します。ではその費用をどこで回収するのか、それはお客様です。
パチンコ業界は、設備・機械だけを投資するだけでは集客できません。
集客のためにも、お客様への還元も考慮しながら、設備投資を考える必要があります。
今回この記事では対策をお伝えしましたが、必要なのは両立化です。今の現金化サンドを好むユーザーもいるということを考えましょう。
そのためにも、現在設置している設備も重要だということを理解しながら、予算運用を考えてもらいたいです。

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